成長に繋がる読書記録

亀ペースの一歩ずつでも前に進む。良いなと思った本を紹介します。

【感想】『ディープ・スキル』(一部引用)

『ディープ・スキル』 /著者 石川 明

 

仕事ができるかどうか、ではなく、物事を進めるために、誰にどのようにアプローチして進めるか。そのためには、人間心理と組織とは?を知ることが必要とのこと。

(相手に)言い訳を用意する、は私もやったな〜。

 

・「知識」や「ノウハウ」は仕事をするうえでの必要条件ではあっても、十分条件ではないということ。

 

・仕事とは「誰かの″不″を解消し、喜んでもらって、その対価をいただくこと」

 

・「人間心理」と「組織力学」に対する深い洞察力。そして、その洞察に基づいた的確な行動力。

 この2つの能力を兼ね備え、人と組織を巧みに動かす「実行力」を身につけたときに、はじめて「仕事ができる人」という評価を勝ち取ることができる。

 

・人や組織を動かすとは、「この人に任せてみたい」「この人に力を貸したい」「この人の言うことなら信用できる」などと、周囲の人たちに自発的に思ってもらうことにほかなならない。

 

・自負心(当事者意識)は、プロジェクトの推進者としては不可欠なものではありますが、それを内に秘めるのが「大人」というもの。

 

・「正論」は正しいからこそ怖い。「自分は正しい」と思うからこそ、一方的に相手を責め立てるスタンスに立ちやすい。

 

・僕は、お客様に喜んでもらうのが楽しいから仕事をしているんです。別に、社長に喜んでもらうために働いているわけじゃない。どうしても納得できないことがあったら、″辞める″というカードを切ればいいだけ。

 

・圧倒的な「量」をこなすことで、自然と「仕事の質」は高まっていくのです。そして、「仕事の質」が高まれば、「結果」は必ずついてきます。

 

・組織の中で希少価値のあるスキルを「武器」にすることができれば、「自分の価値」を劇的に高めることができるのです。

 

・お客さまの「不」を解消するためには、私たちビジネスパーソンは、それぞれの″持ち場″で「専門性」を高める必要がありますが、その結果、「お客さま=普通の人々」から遊離した存在になってしまうことがある。

 

・「お客さま=普通の人々」の気持ちや感情に共感するためには、まず、自分の「感情」がイキイキとしていなければならない。

 

・自分ひとりで「正解」を見つけようと「問題」を抱え込むことで、かえって思考停止状態に陥っていた。だから、壁打ちをすることが良い。

 

・「壁打ち」を受ける場合、「考える主体」も「答えを出す主体」も相手(打つ側)であり、あなたの果たす役割は、相手が「思考」を深め、「答え」や「解決策」を見出す手伝いをするために、相手の言葉(ボール)を受け止め、問い返す「壁」に徹すること。

 

・自分の「考え」をはっきりさせるためには、「事実+仮説=意見」という3つの要素を明確にする必要がある。

 

・相手が困っているときに、「私が助けてあげよう」などと、「自分」を主語にして考えてはならない。

 

・「部署間対立」が生じたときには、お互いが向かい合うのではなく、肩を並べて横に並び、ともに「基準=共通の利害」のほうに顔を向けて、お互いの果たすべき役割について話し合うことが大切。