成長に繋がる読書記録

亀ペースの一歩ずつでも前に進む。良いなと思った本を紹介します。

【感想】『リーダーの仮面』(一部引用)

『リーダーの仮面』/著者 安藤 広大

 

友達に薦められて、読んでみた。

半年前くらいに、「自分が1.5人分の仕事をするよりも、チームメンバーが全員1.3人分の仕事ができるようになった方が、チームの力は大きくなるのでは?」と思うようになったのと、マネジメントに興味を持ち始めて、その方法を探っていた時に紹介してもらった本。

最初読んで、頭に入ってこなくて、2回読んだ。多分頭に入ってこない理由は、「書かれていることはわかる。『じゃあどうする?』が今の環境、自分の立場で置き換えられない」というところで、もやもやしてるのかな。と思った。

見聞きしたことあるで終わらせずに、実践できるにしたいな。

 

 

[前提]

リーダーの仕事の大きなゴールは、「部下を成長させ、チームの成果を最大化させること」

→早速、冒頭の1.3人分×人数でチームの力が大きくなる?の答えが書いてあった。

やっぱりそうなんだよね。じゃあ、どうする?

 

人間は、上がった感情は、必ず下がるようにできている。だからこそ、モチベーションの有無や個人差によらない「理論」が大事になってくる。

→最近、いろんな人の影響を受けて、「仕事にモチベーションを持ち込むな。どんな状況でも仕事ができる環境を作れ」の考え方が染み付いてきたから、しっくりきた。

 ただ、「個人差によらない」は本当に難しいと思う。じゃあ、どうする?

 

チームが成長するかどうかは、

「感情的に寄り添うことをやめられるかどうか」にかかっている。

 

昨今の流行の、ほうれんそう不要で、「部下たちが自主的に行動する」は、

「成長する人はどんどん成長し、ダメな人はずっとダメなままで放置する」事態を引き起こす。

→半年前くらいから、これを凄く痛感している。

状況としてまずいのは分かってるし、よくない未来が見えるから、自分なりに考えて動いてみてるけど、それもいいことなのか?という迷いが。

 

人は経験とともにしか変わらない。ムダに知識の量だけが増えると、行動にブレーキをかけるようになる。

 

 

★リーダーが淡々と成果を出すために立ち返る軸。5つのポイント

①ルール

 場の空気ではなく、言語化されたルールをつくる

 

②位置

 対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションする

 

③利益

 人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす

 

④結果

 プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る

 

⑤成長

 目の前の成果だけではなく、未来の成長を選ぶ

 

 

[すること]

自分を主語にする

×「この会社では、こうした方がいいよ」

×「こうしないと、上が怒るよ」

 

ほうれんそうは、機械的に事実だけを聞く

 

相談に乗っていいことは2つ。

「部下の権限では決められないこと」を決めるとき

「部下が自分で決めていい範囲なのかどうか」を迷ったとき

 

「組織の利益」を考え、自らの言動を正していく

 

「いま、自分は何を「恐怖」として感じているか?」を問いかけ、組織の利益を優先する

 

目標は、今できることの「少し上」に設定する。これが継続のコツ

 

目標未達の場合は、「次はどうしますか?」「具体的にどう変えますか?」と聞く

 

未来への視点をもつ。

半年後、1年後、自分たちの課が成果を上げるために、自分や部下が成長するために、何が正しいのか。

自分が与えられた位置でどういう成果を上げられるか、ということだけを考え続ける。