成長に繋がる読書記録

亀ペースの一歩ずつでも前に進む。良いなと思った本を紹介します。

【感想】『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』(一部引用)

『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』 / 著者 名和 高司

 

「障子を開けてみよ、外は広いぞ」

 

読みやすかった。課題設定と問題解決のやり方はこんなにもあるのかとびっくり。

なぜなぜ分析は以前に何回かやったことあるので、その頃を思い出しながら読んだ。

使いこなせるともっといろんなことに考えが及ぶようになるんだろうな〜。

 

問題がそこにあるということをロジカルに証明するだけでは何の解決にもならない。

 そうなんだよねー。頭では分かってるけど、なかなか実行できてない。

 じゃあどうする?を考えて提案することが私の課題。

 

コンサルは、当初クライアント企業が解決を相談してきた問題以外のところにこそ、本当の問題がある、という仮説をもとに分析する。

 これはすごい分かる。

 問題というのは、裏で複雑に状況や原因が絡み合って表面化しているだけ。

 本当の問題を見つけて、そこを解決することが、本当の問題解決だと思う。

 

What?(何?) Why?(なぜ?)の次は、

Why not yet? (なぜ、まだそれが出来ていないのか?)

その後にHow?(どのように?)

 仕事に限らずそうだと思う。

 私もやりたいことリストを作ってもやらないし、世間でやった方が良いと言われていることも、何かと理由つけてできてない。

 そこの原因を見つけて解決することが、自分にとっては成長に繋がるし、相手にとっては本当のアドバイスになるのかな。

 

「仮説を持つ勇気」と「仮説を壊す勇気」がポイント

 仮説を壊すはかなり勇気がいると思う。

 自分のこれまでの考えを否定する行為でもあるし、壊して他の仮説が出るとも限らない。

 でも、考えに縛られすぎて前に進めないっていう時は、「壊す」をしてみることも大事だと思う。

 

「自分事」として現場に実践してもらうことで、結果が早く、確実に出てくる。

 私が考えるコンサルの役割というのは、問題設定、課題解決をして現状をより良くすることだと思っているけど、その先にあるべき姿は、その組織が自立することだと思う。

 ずっとおんぶに抱っこではなく、自分達で考えて動かせる仕組みを作る。

 これが大事じゃないかな?。

 そのために「自分事」という考え方は大事だと思うけど、どのようにしたら、その考えを持って実践してくれるか。

 これが本当に永遠の課題だなぁ。

 

今求められているのは、指図するだけのコンサルではなくて、並走するコンサル。

クライアント以上に常に行動を通じて学習するスキルが必要。

 並走するということは、自分のペースで進めるのではなく、相手の現状、ペースを見ながら進めることかな?

 机上だけでなく、一緒に実践、行動して学習することが大事。

 

問題解決師ではなく、価値創造者になる。

 この考えは今までなかった。意識しよう。

 

「洞察力」「共感力」「人間力」が必要。

 洞察力:物事の本質を見抜く力

 共感力:他人の考えや意見にその通りだと感じたり、喜怒哀楽といった感情に寄り添うことができる力

 人間力:社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力

 

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